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 精神療法とは、カウンセリング、精神分析療法、心理療法などを含む包括的な呼び名で、その内容にはさまざまなものがあります。

 当クリニックでは、精神分析的精神療法をバックグラウンドとしながらも、人間を個人史のみで推し量るのでなく、その人の秘めている資質を見据え、それがどうすれば生きてくるのか、それを阻害しているものは何であるのかを共に探求していきます。

 クライアントの変化につながらない「分析のための分析」になってしまったり、「解釈投与」「治療抵抗の分析」等の名目で行われているような押し付けや決め付け、「クライアント中心療法」「受容的」という美名の下で行われがちな聴きっ放しのカウンセリング等々は、クライアントに真の変化をもたらすことが出来ないどころか、医原病的歪みすら生み出しかねません。このように「精神療法」「心理療法」「カウンセリング」と称していても、その内実は、かなり玉石混交であると言えるでしょう。


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 私たちの考える精神療法は、真に根源的な変化をとげる力を人間が秘めていることを信じるところから出発しており、その力が発動してくるように様々な形でサポートするというものです。基本には、クライエント自身による自己探求・自己治療への意志が不可欠ですが、このプロセスは単独では困難を極め、グルグルと同じところで悪循環に陥ったり、道に迷ってしまったり、信じられるものと偽りのものの区別がつかなくなったりしがちです。セラピストはそれを適切にガイドし、プロセスの促進をはかったり、焦りや不安を除去したりと、様々な役割をとっていきます。


 このプロセスを進めていくと、次第に我々を取巻く社会の価値観にもさまざまな問題が含まれていること、自分だけでなく多くの人間が知らず知らず偽りの観念に翻弄されていることが見えて来ます。

 自分自身についての問題意識から出発したはずの精神療法のテーマは、人間そのものや社会について、自然についての深い洞察へと発展して行きます。

 このようにして最終的に得られる新たな認識は、「治療」という概念をはるかに超える豊かなものであり、新たな生き方に向けてその人を導いてくれる貴重な経験になるのです。